MT4で稼働できるEAを選ぶ際には、EAのロジックを把握して自分のトレードスタイルに合うEAを選ぶことが大切です。当記事では、EAの代表的なロジックをご紹介しますので、勝率が高いEAがよいのか、一回で大きい値幅の利益が出るEAがよいのか、EA選びの参考にしてください。EAの代表的なロジックは大きく4種類「順張りタイプ、逆張りタイプ、スキャルピングタイプ、建玉調整タイプ」があります。
順張りタイプは、大きなトレンドの流れに乗って、押し目を狙うロジックで、大きなトレンドの時は何度も利益を狙うことができます。大きなトレンドは頻繁に起こるわけではないので勝率自体は高くないですが、他のEAのロジックと比べ、損小利大のトレードになりやすいので勝率は低くても利益を残すことができます。
逆張りタイプでは、トレンドの時はその方向に逆らって天井や底を狙うロジックで、成功すれば1回の利益が大きくなります。また、レンジの時は、レンジの底で買い、レンジの天井で売ることで利益を狙い勝率は高くなります。しかし、大きなトレンドが出た場合は、流れに逆らったトレードをするため勝率は低くなり、損失が重なる可能性があります。
スキャルピングタイプは、小さな利益を積み重ねながら資金を増やしていくロジックであり、勝率が高く連勝することが多いため資産がコツコツと増えますが、1回の損切りで複数回の利益を消してしまう可能性があるのがデメリットです。
建玉調整タイプは、初めのポジションの損失が出たら損失の方向にポジションを新しく増やして損失方向のトレンド発生で大きな利益を得ようとするロジックで、勝率が高く、大きなトレンドの時はすぐ利益が出ます。しかし、値動きが小さい相場に弱いため、トレンドが出るまで損失が解消できなかったり、小さなトレンドが出た時に高値買いあるいは安値売りになったりするので損失が増えていく恐れがあります。
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